雨
入院して、初めて、ぐっすり寝ました。朝、看護師さんが、検温、体調のチェックに来ますが、その声で、目覚めました。
窓の外は、大粒の雨
いつも、表情を出さず、たんたんと仕事をしている、夜勤の看護師さんが、
庭で、育てているカトレアの写真を持ってきて、見せてくれました。
飼っている、猫ちゃんのお話をし始めました。
ここ数日、調子が悪くて、実は、仕事どころぢゃなかったのよー。
夜勤、誰にも変わって貰えず、だから、仕事も、心もとなかったと言う、お話をしてくれました。
猫ちゃんは、死に際、どこかに行ってしまうらしいけど、
私は、弱ったサクラに、何処にもいかんよー!庭に眠る、サクラママのお墓に連れて行って、私が帰って来るまで、お家にいるんだよー
あっちに行ったら、お母さん探して行くんだよ。
って、話したのよ。
昨日、夜勤明けで帰ると、サクラがいない
もー、ビックリしてお家中探したら、
なんと!お母さんのお墓の上で、雨にビショビショ濡れたサクラがいたのよ。
あー、もうダメだったんだ!
と、近寄ると、シッポが、少し動くの、
もう抱きしめて、チュチュして、身体乾かして、ストーブだして、温めてあげた。
もう、家のこと何にもしないで、昨日は、ギリギリまで、サクラを抱いていたのよ。
サクラは、抱かれるの余り好きじゃ無いけど…
朝から
えー、話やないかぁー、最後の最後に、この看護師さんの、深〜い愛情を感じて、2人して泣きましたぁ。
やっぱ、愛でしょう!
退院の日 、浄化の雨に祝福され!
色々な、愛に溢れれて
退院!します。
お猫ちゃんは、自我の総称
この話のメッセージは、今からわかると思いますが、
ファーストインプレッションは、
私の自我の死
サクラちゃんからのメッセージです。